皆様ご存じの通りTwitterとMeta社で大規模なリストラが実施（された）らしい。両社とも規模は違えど今を煌めくIT企業でそんな不景気な話は…とも思うのだが、単純に儲からなくなったとの理由で人員整理とのこと。但し日本では解雇を行うにはいわゆる整理解雇の４要件（人員整理の必要性、解雇回避努力義務の履行、被解雇者選定の合理性、手続の妥当性）を満たさなければ認められない場合が多い。今回は両社とも年度決算は黒字で経営者が経営不振の為、自身の報酬を半分にしたとかそういう話は聞こえてこないので解雇ではなく退職勧奨という形で進められるのではないかとのこと。日本でも黒字リストラ（退職勧奨）は徐々ではあるが世間に許容される方向にあり、解雇のルールも法制化される方向だという。確かににっちもさっちも会社がいかなくなったところで解雇されるよりも、まだ割増退職金等を会社が支払われる段階で退職したほうが会社にとっても社員にとっても幸せかもしれない。今後もその動向から目を離せない。